今やAIは私たちの生活に欠かせない技術のひとつとなっています。
AIアプリを開発できるエンジニアは今後ますます重宝されることは間違いないでしょう。
そこで、本記事ではAIアプリの開発を学べるスクール・講座のおすすめを紹介します。
AIエンジニアになりたい人、スキルを上げて転職したい人は是非参考にしてください。
AIアプリ開発を学べるスクール・講座のおすすめ
AIアプリ開発を学べる講座を提供しているスクールを紹介します。
まずは講座と料金と学習期間を表にまとめました。
AIアプリ開発のスクール・講座のおすすめ比較一覧表
以下の表によく知られている3社の講座をまとめました。
講座名に公式サイトへのリンクを貼っています。
講座名 | 税込費用 | 学習期間 |
Tech MentorのAIアプリ開発コース | 月額32,780円~*1 | 3か月~6か月 |
AidemyのAIアプリ開発講座 | 192,000円〜*2 |
3か月、6か月、9か月コースの3種類 |
侍エンジニアのAIアプリコース | 252,000円〜*2 |
4か月、6か月プランの2種類 |
*1:別途入会金とメンタリング代金があります。
*2:教育訓練給付金/キャリアアップ支援事業による受講料70%の支給を受けた場合の実質料金です。
AIアプリ開発に特化したスクール・講座は多くありません。
おすすめと言っていますが、そもそもそれほど選択肢がありません。
Tech Mentor(テックメンター)のAIアプリ開発コース
未経験から3か月~6か月(最短3か月)でAIアプリを作れることを目指すコースです。オンラインで学習します。
HTML/CSS/JavaScriptなどフロントエンド側とPythonやDjangoなどサーバー側のスキルどちらもを学びます。
転職サポートが充実していますので、開発スキルを身に付けた後に就職・転職を考えられている方におすすめです。
受講費用
コース料金は最安受講料金が29,800円~/月で月額制です。入会金とメンタリング代金が別途かかります。
詳細は公式サイトでダウンロードできるサービス説明資料に記載されています。
特徴
- 未経験可
- 現役のプロに質問し放題
- AIアプリの企画から公開まで一貫サポート
- 転職サポートあり
学習の流れ
- 1-3か月目:アプリ開発に必要なスキルを修得
HTML/CSS/JavaScriptなどで簡易アプリを作ります。 - 4か月目:OpenAIのAPIを使ってアプリ作成
文章要約やチャットボットなど業務に役立つアプリを作ります。 - 5-6か月目:ポートフォリオとなるオリジナルアプリ開発
転職活動時にアピールできるアプリを開発します。
転職サポートが充実
Tech Mentor(テックメンター)は、講座での学習と並行し、キャリアコーチと面談しながらどのようなキャリアを目指すか固めていきます。
履歴書・職務経歴書の添削もあり、書類選考に受かりやすくなります。
また、面接対策として、AIエンジニアが50個以上の良く聞かれる質問とその模範回答ももらえます。
Tech Mentorから自分の実力にマッチした会社も紹介してもらえます。
\未経験者も歓迎!/
Aidemy(アイデミー)のAIアプリ開発講座
Aidemy Premium(アイデミープレミアム)はPythonに特化したプログラミングスクールです。
AIアプリ開発講座では、画像認識と機械学習を組み合わせてウェブアプリを作成します。
AIアプリ開発講座は、厚生労働省の教育訓練給付金の対象講座で、給付金を受けられれば受講料金の最大70%が戻ってきます。
受講費用
受講期間によって料金が異なります。
- 3か月コース:528,000円(給付金利用で実質158,400円〜)
- 6か月コース:858,000円(給付金利用で実質298,000円〜)
- 9か月コース:1,078,000円(詳しくは無料相談会へ)
なお、どの期間のコースでも学習内容は変わりません。
特徴
- 受講料の最大70%の補助
- 6か月プランもしくは9か月プランなら他の講座も無料で受講できる
- 12回払いまでなら分割手数料なし
- マンツーマン学習サポートあり
学習の流れ
以下がAIアプリ講座の学習内容です。上から順に習得していきます。
\無料相談で何でも聞ける!/
侍エンジニアのAIアプリコース
このコースでは、AIエンジニアとして必要なスキルだけでなく、環境構築やデータ収集、機械学習モデルの構築からアプリケーションの開発までを学びます。
実際のシステム開発プロジェクトを想定し、要求定義に基づいて要件定義書や設計書の作成から、AIアプリケーションの実装までを経験します。
また、本コースは経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象講座のため、受講料の最大70%の補助を受けられます。
受講費用
16週間(4か月)プランと24週間(6か月)プランの料金表です。
()内の料金はキャリアアップ支援事業で受講料の70%の補助を受けた場合の実質支払う料金です。
16週間プラン | 24週間プラン | |
税込受講料(給付金活用時) | 594,000円(252,000円) | 781,000円(320,000円) |
入学金 | 99,000円 | 99,000円 |
特徴
- 受講料の最大70%の補助
- 侍エンジニアの途中離脱(解約)率は2.1%
- 転職サポートあり
学習の流れ
- 1-2か月:基礎学習
Pythonの基本を学びます。機械学習で予測モデルを構築します。 - 3-4か月:応用学習
データの取得、クレンジング、評価をします。簡単なアプリも作成します。 - 5か月目:発展学習
Google Colaboratoryでタイタニックの生存率予測を実装します。 - 6か月目:実践学習
オリジナルアプリ制作を通して企画、分析モデル作成、実装、レポート作成を経験します。
自動車判別AIアプリケーション、献立の提案AIアプリ、ピアノ補助ペダル装置AIアプリ、骨格検知AIアプリ
転職サポート
侍エンジニアは転職サポートにも力を入れています。
IT業界の説明、求人紹介、受講生の履歴書・職務経歴書の添削、模擬面接を実施してもらえます。
Yahoo!JAPAN、リクルート、RENSA、ZIGEN、パーソルテクノロジースタッフ、M3 Careerなど
\実質最大で70%オフ!/
なぜAIアプリの開発スキルを持つ人材の需要が高いのか?
AIアプリを開発できる人材が求められている理由です。
- コンテンツ制作の効率化(生成AI)
- AI特有の新しい表現の可能性
- AIは多くの産業で活用されうる
- モバイルアプリにすることで個人向けのAIアプリが急速に普及
上から順番に説明します。
コンテンツ制作の効率化(生成AI)
これまでクリエイティブな仕事のほとんどは人が行ってきましたが、現在では各社の生成AIアプリケーションサービスを活用することで、画像、音声、テキストなどのコンテンツを作成できます。
人手で制作するよりも格段に早く、かつコストを抑えられます。デジタルコンテンツの需要が高まる中、生成AIの活用は欠かせなくなってきています。
AI特有の新しい表現の可能性
生成AIは人の創造性を超えた、全く新しいタイプのコンテンツを生み出す可能性を秘めています。
人にしかできない創造がある一方、AIにしかできない創造もあります。
既存の発想を超えた驚きの表現が実現できる可能性があり、芸術やエンターテインメント分野で革新をもたらす期待があります。
AIは多くの産業で活用されうる
AIの技術は、メディア・エンターテインメント分野だけでなく、医療、製造業、サービス業などの様々な分野にも応用が期待されています。
また、BtoBだけでなく個人向けのBtoCのAIの需要も大きいです。
つまり、AIの市場規模は非常に大きいのです。
モバイルアプリにすることで個人向けのAIアプリが急速に普及
今やスマートフォンはほぼ誰でも持っています。スマホ用のAIアプリが開発されることで、個人向けAIサービスが急速に普及しました。
写真加工AIアプリや音声AIはもはやなくてはならないアプリになりました。
AIはとても汎用性の高い技術のため、優れたAIを開発できる企業は複数の市場に参入でき、短期間で大きく成長できます。
そのためには、企業は優れたAIを開発できる人材が是非とも欲しいのです。
AIアプリの開発に必要なスキル
どのようなAIアプリを開発するかによって、求められるスキルは異なります。
一般的に必要とされるAIアプリ開発のスキルは以下です。
1. プログラミングスキル
– モバイルアプリ開発の基礎となるプログラミング言語(Java、Kotlin、Swift、Objective-Cなど)
– フレームワーク(Android Studio、Xcode、React Nativeなど)
– APIの利用スキル
2. 機械学習/ディープラーニングスキル
– Python、R、Matlabなどの統計処理言語
– ライブラリ(TensorFlow、Keras、PyTorchなど)の利用
– モデルの構築、トレーニング、評価
3. データサイエンススキル
– データ前処理・クレンジング
– データ可視化
– 特徴量エンジニアリング
4. AI分野の専門知識
– 自然言語処理、コンピュータビジョン、音声認識などの理論
– ディープラーニングのアーキテクチャ(CNN、RNN、GANなど)
5. モバイル開発の知識
– モバイルOSの仕組み
– センサー活用のスキル
– UI/UXデザインの知識
6. クラウド活用スキル
– クラウドAIサービスの利用(AWS、GCPなど)
– モデルのデプロイ
7. データ収集・アノテーションスキル
– クローラー開発
– ラベリングツールの活用
様々な技術を組み合わせる必要があるため、幅広い知識とスキルが求められます。
また、AIアプリのユースケースを深く理解する重要性も高まっています。
AIアプリ開発の求人例
AIアプリ開発エンジニアを募集している求人の例を紹介します。
dodaで「AIアプリ」と検索して表示された求人内容の一部です。
会社名、業務内容、入社時想定年収を表にしました。
会社名 | 業務内容 | 入社時想定年収 |
株式会社ラストデータ | ゲームやスマホアプリ開発、AIアプリ開発など | 350万円~1000万円 |
パナソニック株式会社 | AI技術を活用した照明ソリューション・要素技術の研究開発 | 550万円~900万円 |
アミフィアブル株式会社 | 設計・開発・運用保守 | 600万円~800万円 |
エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 | AIエンジニア(画像認識AIサービス) | 600万円~830万円 |
ディサイン株式会社 | スマートホーム向けIoTデバイスのアプリケーション開発 | 600万円~960万円 |
株式会社AIメディカルサービス | 内視鏡AIの応用的実装・PoCおよび製品実装 | 700万円~800万円 |
トヨタ自動車株式会社 | AI活用のためのアプリケーション開発 | 561万円~891万円 |
全体的に入社時の想定年収がとても高いことがわかります。
AI人材の需要は近年非常に高い一方、AIを開発できるエンジニアが少ないため、企業はスキルのある人材を高待遇で集めようとしています。
AIエンジニアは今後もますます需要が高まる一方、労働人口は減少しているため、今後もっとAI人材の獲得競争が激しくなるかもしれません。
未経験者や初心者は独学よりもスクール・講座が効率的
AIエンジニアリングの経験者は、基礎ができているため、書籍やウェブの情報で問題や不明点を解決しながら独学で進められます。
一方、AIアプリの未経験者や初心者がその方法で勉強しようとすると、学習速度が遅くなり、一定の技能レベルに到達するまで時間がかかります。
- 自分で調べてもすぐにわからない
- スキルのレベルアップに時間がかかる
- 自分の成長を実感できない
- やる気を失う
初心者が挫折するパターンはほとんどがこれです。
最初だけでも良いので講座を受講し、独学で勉強できるだけの基礎力は付けておきましょう。
人気のAIアプリの例
AIアプリには様々な種類がありますが、代表的な例を挙げると以下のようなものがあります。
卒業制作物の参考にしてください。
AI音声アシスタント
音声コマンドで様々な操作や質問に応答できるAIアシスタントアプリです。
- Siri (iOS)
- Google Assistant (Android)
- Alexa (Amazon)
- Bixby (Samsung)
AI写真編集アプリ
AIによる画像認識や画像生成技術を使って、写真に様々な効果を付けるアプリです。
- Prisma
- Photoshop Camera
- FaceApp
AI翻訳アプリ
機械翻訳の技術を活用し、リアルタイムで音声や文字を翻訳するアプリです。
- Google翻訳
- Microsoft翻訳
AIカメラアプリ
物体や文字、QRコードなどを認識し、関連情報を提供するAIカメラアプリです。
- Google Lens
- Samsung Bixby Vision
AI運転支援アプリ
画像認識やセンサーデータ解析によって運転を支援するAIシステムが組み込まれたアプリです。
- Tesla
- GM
AIパーソナルトレーナーアプリ
運動メニューの提案や姿勢分析などをAIが行うフィットネスアプリです。
- Nike Training Club
- Freeletics
AIアプリは生活のさまざまな場面で活用されており、今後ますますAI機能が高度化・多様化していくでしょう。
まとめ
AIアプリを開発できる人材は現在も将来も求められ続けます。
AIエンジニアとしての一歩を踏み出してはいかがでしょうか。思い立ったが吉日です。
講座名に公式サイトへのリンクを貼っています。
講座名 | 税込費用 | 学習期間 |
Tech MentorのAIアプリ開発コース | 月額32,780円~*1 | 3か月~6か月 |
AidemyのAIアプリ開発講座 | 192,000円〜*2 |
3か月、6か月、9か月コースの3種類 |
侍エンジニアのAIアプリコース | 252,000円〜*2 |
4か月、6か月プランの2種類 |
*1:別途入会金とメンタリング代金があります。
*2:教育訓練給付金の支給を受けた場合の実質料金です。
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