データサイエンティスト検定(DS検定)は、2021年に第1回目の試験が実施されたばかりの新しい検定です。
データサイエンス人材の需要の高まりを背景に、第1回目ながら約1,400人が受験した注目の検定試験です。
本記事では、データサイエンティスト検定(DS検定)の合格対策講座を提供する5社とその講座内容を紹介します。
アガルートアカデミーのDS検定対策講座の特徴は以下の3点です。
これからデータサイエンスの勉強を始める方や、データサイエンス初心者におすすめです。社会人だけでなく大学生にも適してします。
- 短時間の勉強で合格を目指す!
- 丁寧な数学の解説で数学を忘れた方や文系の方も安心!
- データサイエンティスト検定の試験問題を想定した模擬試験付き!
\無料で受講相談できる!/
データサイエンティスト検定(DS検定)とは?
データサイエンティスト検定(DS検定)とは、データサイエンスや数理、AI分野における実務能力や知識を客観的に評価する検定試験です。
一般社団法人 データサイエンティスト協会が検定を運営しています。
データサイエンティスト協会の定めるスキルレベルは、難易度によって4種類あり、プロジェクトにおいて担当するテーマごとに見習いレベルである”アシスタント データサイエンティスト”という初級レベルから、産業における幅広い領域すべてに精通し、総合的かつ複合的な事業に対応できる”シニア データサイエンティスト”まであります。
データサイエンティスト検定(DS検定)は、4種類のレベルの中の、アシスタント データサイエンティストレベルの能力があることを示す検定です。
【5社比較表】データサイエンティスト検定(DS検定)対策講座一覧
データサイエンティスト検定(DS検定)の試験対策講座の5社の比較表です。
運営会社、講座名、受講費用、前提知識を表にまとめました。
講座名に公式サイトへのリンクを貼っています。
運営 | 講座名 | 受講料金 | 前提知識 |
アガルートアカデミー | DS検定対策講座 | 29,800円 | 不要 |
AVILEN | 全人類がわかるDS検定対策コース | 42,900円 | 不要 |
SkillUP AI | データサイエンティスト基礎講座 | 無料 | SQLとPython |
ディジタルグロースアカデミア | 法人向けデータサイエンティスト検定リテラシーレベル対策講座 | 9,900円 | 不要 |
NECマネジメントパートナー | DS検定リテラシーレベル対策講座 | 99,000円 | 必要* |
*NECマネジメントパートナーの講座は、ITパスポート試験もしくは基本情報技術者試験合格レベルの知識が必要です。
それではそれぞれの講座の内容を順番に紹介します。
アガルートアカデミー:DS検定対策講座
アガルートアカデミーのDS検定対策講座は、データサイエンティスト検定™ リテラシーレベルを短時間で合格することを目指す講座です。
データサイエンスのプロである株式会社GRIから講師陣を迎え、高い専門知識を持つプロの講義を受けられます。
特に文系の人がつまづきやすい数学の分野でも分かりやすく丁寧な解説があります。また、講座の最後にDS検定の模擬試験を受けられます。
これから初めてDS検定試験に挑戦する人でも合格を目指せる講座内容です。
講座内容:アガルートアカデミーのDS検定対策講座
講座の内容を紹介します。
学習内容(カリキュラム)
アガルートアカデミーのDS検定対策講座の特徴は以下の2点です。
- 数学も丁寧な解説で安心!
- データサイエンティスト検定の試験問題を想定した模擬試験付き!
数学も丁寧な解説で安心!
記事の後半に紹介していますが、公式テキストである”DS検定公式リファレンスブック”は、データサイエンスや数学の基礎知識があることが前提として書かれています。
すなわち、文系の方や数学を忘れた方にとって、公式テキストだけで勉強を進めるのは簡単ではありません。
アガルートアカデミーのDS検定対策講座は、公式テキストでは説明な不十分な点や、数学や計算など初心者がつまづきやすい部分を丁寧に解説します。
データサイエンティスト検定の試験問題を想定した模擬試験付き!
検定や資格の試験勉強をする際、最も有効なのは過去問を繰り返す解くことです。
しかしながら、新しくできたばかりのDS検定は過去問が公開されていません(模擬問題が6問だけ公開されているのみです。)。
アガルートアカデミーのDS検定対策講座は、講師が作成した模擬試験を受けられます。DS検定の出題範囲から出そうな問題を分析して作られているため、予想問題とも言えます。
各パートで学ぶ内容
本講座の学習範囲は、DS検定のリテラシーレベルの出題範囲です。
例えば、データサイエンス分野においては、AIや機械学習、データ分析における重要な概念や活用事例を、データエンジニア分野では、セキュリティやデータベースに関する必要な知識に加え、実社会での活用事例を学べます。
- Part1:Introduction(試験の概要、本講座の活用法)/社会におけるデータ・AIの活用事例
- Part2:データリテラシー
- Part3:データサイエンス(機械学習・データ処理と分析)
- Part4:データエンジニアリングの基礎
- Part5:ビジネス力と社会への応用に伴う注意点
- Part6:統計学・数学の基礎
- 90問の模擬試験 + 充実した解説
※いつでも講師と質疑応答できるコーチング・オプションもあります。
講義のサンプル動画
学習期間、頻度
アガルートアカデミーのDS検定対策講座は、トータルで約9時間半の講義です。
学習は6つのパートに分かれており、それぞれ受講と共に質疑応答できるコーチングオプションもあります。
このカリキュラムは、一度申し込むと120日間は自由に講義動画を視聴できます。繰り返し視聴できるのが動画講義のメリットです。
費用・料金
費用は29,800円(税抜)です。
質疑応答できるコーチングオプションを付けた場合、費用は59,800円(税抜)です。
教材
アガルートアカデミーのDS検定講座の教材は以下の4点です。
- 講義動画(合計約9時間半)
- テキスト1冊
- 模擬試験 問題冊子1冊
- 模擬試験 解答解説冊子1冊
他に、模擬試験用の問題冊子1冊と模擬試験の解答解説用の冊子1冊も含まれています。
講師情報
6つに分類されているパートのうち、データエンジニアリングに関するパート4は北里勇樹氏が講師を務め、他はヤン・ジャクソン氏が講師を務めています。
受講形態
パソコンやスマホで講義動画を視聴します。完全オンラインで学習できます。
受講に必要なスキル、前提知識
カリキュラムは、初めてデータサイエンスを学ぶ人でも分かりやすく理解できるような内容です。
そのため、データサイエンスに関する前提知識やスキルがなくても、学ぶことは十分に可能です。
ただし、その際には、分からない点をできるだけ早く解決しながら学習を進めるために、コーチングオプションを利用する方がいいかもしれません。
\無料で受講相談できる!/
AVILENの全人類がわかるDS検定対策コース
AVILENの「全人類が分かるDS検定対策コース」は、文系の人や数学に自身がない人でも分かりやすい講座です。
データサイエンス初心者向けに特化した「データサイエンティスト検定™リテラシーレベル」対策のオンライン講座です。1テーマが8分と短く区切られた講義が特徴です。
AVILENが運営しており、AI分野におけるエンジニア資格対策講座においては、多くの合格者を輩出しています。
講座内容
学習内容(カリキュラム)
AVILENの対策コースでは、高校から大学にかけての数学も講義に含まれます。特に、分かりづらいオブジェクト指向や線形代数の分野においては、基礎から丁寧に解説があります。
また、AVILENでは、DS協会スキルチェックリストの順番を変更し、初心者が分かりやすく順序だてて学べるカリキュラム構成としています。
学習期間、頻度
講義時間は合計約10時間程度です。
学習期間は受講をスタートしてから1年間あるので、忙しくてなかなか学習時間を確保できない人や、じっくり学びたい人にもおすすめです。
費用・料金
受講費用は42,900円(税込)です。
法人での申し込みに対しては、受講する人数に応じて割引制度が適用されています。
個人での申し込みでは、カード払いやコンビニ払いなど複数の決済方法から選べます。
教材
AVILENの教材は、すべてWEBコンテンツで行います。紙の教材は一切ありません。
動画を視聴する形で受講した後、300問以上あるWebテストで理解度を確認します。
講義に使われる資料はE-learningシステムから閲覧が可能です。
講座監修者
全人類がわかるDS検定対策コースは、株式会社AVILENのCTO吉川武文氏と取締役の大川遥平氏が監修しています。
受講形態
完全オンライン完結のカリキュラムです。講義は細かく8分にまとめられており、隙間時間を利用して学習したい人にもおすすめです。
受講に必要なスキル、前提知識
AVILENのDS検定講座受講に必要な前提知識や持っていなければいけないスキルなどはありません。
SkillUP AI:DS検定リテラシーレベル対応 データサイエンティスト基礎講座
SkillUP AIのDS検定リテラシーレベル対応データサイエンティスト基礎講座は、データサイエンティスト検定™(DS検定)リテラシーレベルの出題範囲はもちろんのこと、ビジネスに生かせる実践的なデータ分析の知識やスキルを学べます。
DS検定合格に欠かすことができない知識を基礎的な部分から体系的に学べるほか、統計やSQLなど技術面における知識や実践的な知識も同時に学べます。
講座内容
学習内容(カリキュラム)
本講座のカリキュラムは以下です。
カリキュラム | 動画時間 |
---|---|
社会におけるデータ・AI利活用 | 約30分 |
データエンジニアリング力 | 約1時間 |
PostgreSQL で学ぶSQL 入門 | 約1時間 |
データサイエンス力 数理統計編 | 約4時間 |
データサイエンス力 機械学習編 | 約3時間 |
ビジネス力 | 約30分 |
データ・AI利活用における留意事項 | 約20分 |
学習期間、頻度
カリキュラムの講座時間は合計10.5時間です。
教材を購入する有料オプションはあるものの、講座を受講するだけなら無料で視聴することが可能です。お金をかけずにDS検定を学びたい人におすすめです。
動画の視聴期限は、登録した日から1年間です。
費用・料金
講座を受講する事態は無料ですが、有料オプションとして講座資料と模試セットを8,800円(税込)で購入できます。
このオプションには、講座で使われている資料をはじめ、オンラインでオリジナル模試を受験できる資格が含まれています。しっかり学んでDS検定に合格するなら、有料オプションを活用するのがおすすめです。
教材
講座の中で使用する資料は、先程述べた有料オプションで購入できます。
講師情報
講師は、ディープラーニング分野やセンサーデータ分析のエリアで活躍する小縣信也氏が務めています。
受講形態
オンラインで動画講義を視聴します。通学など対面形式の講義はありません。
受講に必要なスキル、前提知識
本講座は以下2点の知識があることが前提です。
- Pythonの基礎的な文法と主要なライブラリに関する知識(機械学習のためのPython入門講座 修了相当)
- SQLやリレーショナルデータベースに関する知識(現場で使えるSQL入門講座 修了相当)
ディジタルグロースアカデミア:データサイエンティスト検定™リテラシーレベル対策講座
ディジタルグロースアカデミア(Digital Growth Academia)が運営するDS検定のための対策講座です。
DS検定合格に加えてデジタル人材の育成も目的としており、検定試験に出題される範囲を広く網羅しています。
講座内容
学習内容(カリキュラム)
デジタルサイエンティストに求められるビジネス力やデータエンジニアリング力、そしてデータサイエンス力が重複するDi-Lite分野だけでなく、重複していない分野に関しても広く学ぶことができます。
そのため、DS検定へ向けての対策だけでなく、ITパスポート試験やG検定に向けた受験対策としても活用できます。
カリキュラムの内容は大きく以下の4つに分けられており、それぞれが1講義3分程度ずつに細かく区切られています。
カリキュラム | 概要 |
---|---|
第1章 データサイエンス力 |
|
第2章 データエンジニア力 |
|
第3章 ビジネス力 |
|
第4章 モデルカリキュラム |
|
隙間時間を利用して学習したい人にもおすすめです。
講義は何度でも繰り返し視聴できます。
学習期間、頻度
講義時間は合計で約9時間です。
動画の視聴期限は受講の開始から6か月間です。
費用
受講費用は9,900円(税込)です。
法人契約の場合には、受講人数に応じてディスカウントがあります。
教材
この講座はE-ラーニングスタイルなので、教材はありません。パソコンおよびスマホからWebへログインして講義を視聴します。
講師情報
講師の情報は公開されていません。
受講形態
完全オンライン完結型の講座です。
受講に必要なスキル、前提知識
前提知識や受講に必要なスキルはありません。
NECマネジメントパートナー:DS検定リテラシーレベル対策講座
NECマネジメントパートナーが運営している講座で、DS検定へ合格することを目標としています。
データサイエンスのプロたちが試験に出るポイントを押さえながら、オリジナルの例題演習を豊富に用いた講座です。
講座内容
学習内容(カリキュラム)
データサイエンティスト系の分野を総合し、実務や実践に役立つ知識とスキルを学べる内容です。
学習内容は大きく4つのスキルに分類されており、最初はリテラシーレベルやモデルカリキュラムのスキルセットについて学びます。
そのあと、ビジネス力やデータサイエンス力、そしてデータエンジニアリング力を学びます。
1日目 |
1.はじめに
2.リテラシーレベル:モデルカリキュラム<スキルセット> ・社会におけるデータ・AI利活用 ・データリテラシー ・データ・AI利活用における留意事項 3.ビジネス力★1 |
2日目 | 4.データサイエンス力★1 5.データエンジニアリング力★1 6.おわりに |
★1は、「見習いレベル」を意味します。
学習期間、頻度
講座は、2日間にわたって開催されます。講義時間は合計で14時間です。
費用
受講にかかる費用は、99,000円(税込)です。
教材
使用する教材は、データサイエンス教育部門におけるプロである5社が共同開発したテキストを使用します。
講師情報
講師の情報は公開されていません。
受講形態
ライブ講義をウェブで受講します。
事前に収録された抗議を視聴するのではなく、リアルタイムでZoomアプリを使って受講します。
受講可能人数に上限がありますので、受講日を選択する際には開催スケジュールをチェックしたうえで受講可能な日程を選びます。
受講に必要なスキル、前提知識
この講座は社会人向けの内容です。
前提知識としては、ITパスポート試験もしくは基本情報技術者試験に合格する程度の知識、もしくはAIリテラシ教育コース修了と同等知識です。
データサイエンス分野において完全に初学者では、講座の内容が難しいかもしれません。
データサイエンティスト検定(DS検定)試験の内容
ここからは、データサイエンティスト検定(DS検定)試験がどのような内容なのかを紹介します。
データサイエンティスト検定(DS検定)の試験形態と出題形式
データサイエンティスト検定(DS検定)は、CBT(Computer Based Testing)方式です。各地域の試験センターへ行き、そこでパソコンを使って試験を受けます。
問題数は90問で、すべて選択解答式です。試験の制限時間は90分間です。すなわち、平均すると1分間で1問を解答します。
データサイエンティスト検定(DS検定)の試験範囲
以下の2点を統合した範囲が出題されます。
- スキルチェックリストの3カテゴリ(データサイエンス力、データエンジニアリング力、ビジネス力)の★1(見習いレベル)レベル
- 数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)におけるモデルカリキュラム
具体的には以下の内容から出題されます。
データサイエンス力★1
統計数理基礎、線形代数基礎、微分・積分基礎、集合論基礎、統計情報への正しい理解、データ確認、俯瞰・メタ思考、データ理解、洞察、回帰・分類、評価、推定・検定、グルーピング、性質・関係性の把握、因果推論、サンプリング、データクレンジング、データ加工、特徴量エンジニアリング、方向性定義、軸だし、データ加工、表現・実装技法、意味抽出、時系列分析、機械学習、深層学習、自然言語処理、画像認識、映像認識、音声認識、パターン発見
データエンジニアリング力★1
システム企画、システム設計、アーキテクチャ設計、クライアント技術、通信技術、データ抽出、データ収集、データ構造の基礎知識、テーブル定義、DWH、分散技術、クラウド、フィルタリング処理、ソート処理、結合処理、前処理、マッピング処理、サンプリング処理、集計処理、変換・演算処理、データ出力、データ展開、データ連携、基礎プログラミング、拡張プログラミング、アルゴリズム、分析プログラム、SQL、ITセキュリティの基礎知識、攻撃と防御手法、暗号化技術、認証、ソース管理、AutoML、MLOps、AIOps
ビジネス力★1
ビジネスマインド、データ・AI倫理、コンプライアンス、契約、MECE、構造化能力、言語化能力、ストーリーライン、ドキュメンテーション、説明能力、AI活用検討、KPI、スコーピング、データ入手、分析アプローチ設計、データ理解、意味合いの抽出・洞察、評価・改善の仕組み、プロジェクト発足、リソースマネジメント、リスクマネジメント
リテラシーレベル:モデルカリキュラム
1.社会におけるデータ・AI利活用
1-1.社会で起きている変化 | ・ビッグデータ、IoT、AI、ロボット ・データ量の増加、計算機の処理性能の向上、AIの非連続的進化 ・第4次産業革命、Society 5.0、データ駆動型社会 |
1-2.社会で活用されているデータ | ・調査データ、実験データ、人の行動ログデータ、機械の稼働ログデータなど ・1次データ、2次データ、データのメタ化 ・構造化データ、非構造化データ(文章、画像/動画、音声/音楽など) ・データ作成(ビッグデータとアノテーション) ・データのオープン化(オープンデータ) |
1-3.データ・AIの活用領域 | ・データ・AI活用領域の広がり(生産、消費、文化活動など) ・研究開発、調達、製造、物流、販売、マーケティング、サービスなど ・仮説検証、知識発見、原因究明、計画策定、判断支援、活動代替、新規生成など |
1-4.データ・AI利活用のための技術 | ・データ解析:予測、グルーピング ・データ可視化:関係性の可視化、地図上の可視化、挙動・軌跡の可視化、リアルタイム可視化など ・非構造化データ処理:言語処理 |
1-5.データ・AI利活用の現場 | ・流通、製造、金融、サービス、インフラ、公共、ヘルスケア等におけるデータ・AI利活用事例紹介 |
1-6.データ・AI利活用の最新動向 | ・AI等を活用した新しいビジネスモデル(シェアリングエコノミー、商品のレコメンデーションなど) ・AI最新技術の活用例(深層生成モデル、敵対的生成ネットワーク、強化学習、転移学習など) |
2.データリテラシー
2-1.データを読む | ・データの分布(ヒストグラム)と代表値(平均値、中央値、最頻値) ・観測データに含まれる誤差の扱い ・相関と因果(相関係数、擬似相関、交絡) ・母集団と標本抽出(国勢調査、アンケート調査、全数調査、単純無作為抽出、層別抽出、多段抽出) ・統計情報の正しい理解(誇張表現に惑わされない) |
2-2.データを説明する | ・データの図表表現(チャート化) ・データの比較(条件をそろえた比較、処理の前後での比較、A/Bテスト) ・不適切なグラフ表現(チャートジャンク、不必要な視覚的要素) ・優れた可視化事例の紹介(可視化することによって新たな気づきがあった事例など) |
2-3.データを扱う | ・データの集計(和、平均) |
3.データ・AI利活用における留意事項
3-1.データ・AIを扱う上での留意事項 | ・個人情報保護、EU一般データ保護規則(GDPR)、忘れられる権利、オプトアウト |
受験料
データ サイエンティスト検定(DS検定)の受験料は、一般11,000円(税込)、学生5,500円(税込)です。
合格点(合格ライン)および合格率
合格点は正答率約80%です。全90問ですので、72問の正答が合格の目安です。
2021年の1回目の試験では、受験者数約1,400名に対し、合格者数は927名、合格率は約66%でした。
データサイエンティスト検定(DS検定)の合格率から考える難易度
合格率が66%であることを考えると、難易度は比較的低いと言えます。
しかし、このような検定や資格は、最初は合格難易度を意図的に下げることにより、合格者を増やしながら試験の知名度を上げるのが定石です(合格者がデータサイエエンティスト検定の宣伝をしてくれるからです)。
その後、ある程度知名度が高まってくると、試験の難易度を上げて試験の価値を高めます。
いつかデータサイエンティスト検定(DS検定)を受験しようと考えられてる方は、早めに受験した方が合格しやすいかもしれません。
データサイエンティスト検定(DS検定)の勉強方法
対策講座を受講するメリットとデメリット
本記事で紹介したようなデータサイエンティスト検定(DS検定)の対策講座を利用した勉強方法のメリットは、講師の解説を聞きながら勉強するため、独学よりも知識・技術の習得が早いことです。
特に、文系の方や数学を忘れている方は何らかの講座を利用した方が良いでしょう。
動画視聴形式で学べる講座なら、隙間時間や移動時間を利用して学習できます。事前に収録された動画を視聴するため、分かりづらい部分を何回もリピート視聴できます。
おすすめの勉強法としては、少々わからないところがあってもまずは講義全体を一周します。一周すると、自分が特に苦手とする部分が明確になります。
次に、最も苦手な部分の動画講義を再度視聴し、実際に問題を解いてみます。この繰り返しが短時間で合格点を取るための効率的な勉強法です。
合格ラインが正答率80%ですので、苦手な分野があると他の分野でほとんど失点できなくなります。得意を伸ばすよりも、まったくわからない分野を無くすことを優先してください。
一方で講座を受講するデメリットは、費用がかかる点です。市販のテキストで勉強する方が安く済みます。
市販のテキストで独学するメリットとデメリット
市販教材として以下のリファレンスブックがあります。価格は2,500円程度です。電子書籍版もあります。
最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック
市販のテキストのメリットは、完全に自分のペースで学習できる点です。動画形式の講座のように視聴期限はなく、購入したテキストを使って自分の好きな時間で勉強できます。
もちろん、単純に講座を受講するよりも、市販のテキストの方が安い点もメリットです。
デメリットは、学習が受け身になってしまうことです。
自分のペースで一人で勉強するため、計画的な学習が苦手な人は途中で勉強を止めてしまう恐れがあります。
また、独学での学習は、理解できない点を講師に質問することができません。わからない問題をわかるようにするのが学習なので、このデメリットは大きいかもしれません。
最後に
経済産業省、情報処理推進機構、日本ディープラーニング協会、データサイエンティスト協会が参加するデジタルリテラシー協議会によると、ビジネスパーソンが持つべきデジタルリテラシーとして、DS検定(データサイエンティスト検定)の受検が推奨されています。
ビジネスにおいて、昔はデータサイエンスや統計学はごく一部の業界でしか活用されていませんでした。しかし、現在それらは様々な業界で当然のように利用されています。今後も一層データサイエンティストは企業が必要とする職種です。
データサイエンティストを目指す方はもちろんのこと、そうでない方にもDS検定はおすすめです。
対策さえすれば難しい試験ではありません。
講座名に公式サイトへのリンクを貼っています。
運営 | 講座名 | 受講料金 | 前提知識 |
アガルートアカデミー | DS検定対策講座 | 29,800円 | 不要 |
AVILEN | 全人類がわかるDS検定対策コース | 42,900円 | 不要 |
SkillUP AI | データサイエンティスト基礎講座 | 無料 | SQL Python |
ディジタルグロースアカデミア | 法人向けデータサイエンティスト検定リテラシーレベル対策講座 | 9,900円 | 不要 |
NECマネジメントパートナー | DS検定リテラシーレベル対策講座 | 99,000円 | 必要* |
*ITパスポート試験もしくは基本情報技術者試験合格レベルの知識が必要です。
AI/データサイエンスに関する他のおすすめ記事
- 【E資格の講座比較】全JDLA認定プログラム講座でおすすめは?最安値は?難易度/合格率も紹介!|E資格認定
- 【5社比較表あり】データサイエンス/統計学のスクール・通信講座おすすめランキング!評判口コミも
- 【自然言語処理のスクール/講座のおすすめ比較一覧表】給付金で安くなる!無料体験や無料相談から始めよう!
- 【G検定を受けるなら】G検定受験対策講座の12社比較!オススメは?評判や口コミも!
- Aidemy Premium Planを解説!評判口コミも!AIやデータサイエンスを学ぶなら
- 【R言語とPythonの比較】どっちがおすすめ?両方?データサイエンス・分析のスクール情報も
- 【データサイエンスとは】勉強方法や資格を紹介!就職/転職や副業にも役立つ
- 【5社比較表】データサイエンティスト検定(DS検定)対策講座のおすすめ比較!オンラインで学べる!
- 【補助金でプログラミングスクール】”リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業”で安く学べる講座