今、さまざまなものがネット上で売買できる時代になってきました。
オリジナルのイラストやデザインもその一つ。このコロナ禍において、「手に職を持つ」という観点からも非常に将来性のある分野でもあります。
そこで今回は、そんな唯一無二であるオリジナルのデザインやイラストを、しっかりとマネタイズ(収益化)する方法をまとめてご紹介いたします。
稼げる!具体的な販売方法4選
今副業としても人気の高いクリエイティブ分野ですが、ひと口にクリエイティブ業といっても実にさまざま。
「アクセサリー作家」「お料理教室」「イラストレーター」「Webライター」「動画編集」「プログラミング」などなど…。
中でも実はデザインやイラストは、デジタル資産として「在庫を持たずに商品を販売できる」ため、試しにスタートしてもし失敗してもそのリスクが低いというのも裾野が広がっている要因になっています。
そして出来上がった作品をうまく横展開していくことで、爆発的にヒットすることも少なくありません。
元々デザインやイラストを得意としている人も、これからやってみようかなという人も、実際にデザインやイラストを使ってどのようにして稼げばいいのかというのが一番気になるところでもありますよね。
そこで今回は、おすすめの方法を4つに絞ってご紹介いたします。
あなたに合った販売方法がきっと見つかるはず!
クラウドソーシングを利用する
コロナ禍において、自宅にいながらにして仕事ができる「Webライター」や「動画編集」や「デザイン」など、副業として始める人が一気に増えてきています。
しかしいざ始めようとしても、どのように仕事を獲得したらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか?
そんな人におすすめなのが「クラウドソーシング」です!
クラウドソーシングとは、企業や個人がインターネット上で不特定多数の人に業務を発注することができるプラットフォームです。そこに受注者として登録することで、日々大量にアップされている業務を自分で選び受注することができます。
しかしひと口にクラウドソーシングといっても、さまざまなものがあります。
手数料や出金方法など、それぞれのクラウドソーシングによって微妙に違うので、以下を参考に自分のスタイルに合ったものを探してみましょう。
登録自体はどれも無料なので、実際にいくつか試してみてもいいですね。
クラウドワークス
案件数・知名度・登録者数とも業界No.1のクラウドソーシングサービスです。
システム手数料は5%~20%で、仮払い制度があるため安心。
1000円以上で、銀行口座へ振込可能です。
ただ、『登録者数が多い=ライバルも多い』ともいえるため、ある程度の実績がないと最初は低単価の案件しか受注できないというデメリットも。
ランサーズ
業界No.2で国内最大級のクラウドソーシングサービスです。
システム手数料が5%~20%で、仮払い制度もあり、クラウドワークスと内容的にはほぼ同じです。
こちらも1000円以上で、銀行口座へ振込可能。
特にランサーズでは、請求書の作成が不要というメリットがあります。
クラウドソーシングの二大巨塔である「クラウドワークス」と「ランサーズ」を併用される方が多いです。
Bizseek
比較的新しいクラウドソーシングサービス。
Bizseekの最大のメリットは、5%~10%という「業界最安値の手数料」です。
報酬は、3000円以上で出金可能。
こちらも仮払い制度を導入しているため、未払いの心配がありません。
案件数は少ないですが、ライバルも少ないため、大手クラウドソーシングサービスに比べて仕事を獲得できる確率は高めというメリットも。
副業クラウド
こちらも比較的新しいサービスです。
副業クラウド最大の特徴は、「実務経験者向けの高単価案件が豊富」という点です。
ある程度実績やスキルがないとできない仕事内容が多いため、しっかりと稼ぐことができます。
また、高単価だからこそシステム手数料が無料というのも大きなメリットです。
まだ新しいサービスのため案件自体は少なめですが、Web系の案件が多いので
既存の販売サイトを利用する
こちらは自身の「スキル」や「経験」などを商品として売買できる販売サイトです。
このような販売サイトのメリットは、「自分のスキルや技術を自分で決めた金額やルールで出品できる」という点です。
受注スタイルのクラウドソーシングに比べて、自分のスキルを安価で消費するリスクを避けることができると同時に、業界の値崩れ自体も防ぐことができます。
クラウドソーシングサービスで実績を積んで、ある程度自分のスキルや商品のスタイルが確立してから販売サイトで販売するという流れがおすすめです。
メルカリ
今や言わずと知れた国内最大手のフリマアプリです。
利用者数が多い半面、どうしても他の商品に埋もれてしまうというデメリットも。
ただ、金銭のやり取りはメルカリが仲介してくれるため初めての方にも安心です。
販売手数料は10%。
銀行口座への振込のほか、メルペイとして実際にさまざまなお店で使用することもできます。
集客方法を工夫すれば一気に売れる可能性も!
ラクマ
楽天市場が運営するフリマアプリになります。
累計1500万ダウンロードと、メルカリに次いで大きな販売サイトです。
ラクマの最大のメリットは、なんといっても3.5%という業界最安値の販売手数料。
報酬の振込手数料は200円となっています。こちらも楽天ポイントとして使用することができるため、使い勝手がいいのもポイントです。
ただ、メルカリ同様商品が埋没しやすいため、集客には工夫が必要です。
ココナラ
自分のスキルや経験を売買することに特化した販売サイトです。
やはりスキル販売に特化しているため、普通の一般的な商品と一緒に売買する販売サイトに比べて、売れやすいというメリットがあります。
システム手数料は10%~25%と少し高め。
支払いはココナラを仲介した決済システムとなっています。
BASE
BASEは、「無料で自分のネットショップを開設」できるサイトです。
メルマガが発行できたり、Instagramと連携して商品を販売することができたりと、BASEの販売サイトだけでなくさまざまなアプローチを仕掛けることができます。
サービス手数料は6.6%+40円。振込手数料は250円ですが、二万円未満の場合は500円がかかるため出金には注意が必要です。
NFT(非代替性トークン)を使う
近年デジタル業界に一気に広がりつつある「NFT(非代替性トークン)」。
NFTとは、偽造や複製ができない世界に1つだけのデジタルデータの「証明書」のようなものです。
今までインターネット上にアップされたデジタルデータは、それが誰のものであるのかや複製ではなく本物であるということ自体を証明することができませんでした。
それがNFTにより、ブロックチェーン技術を使ってデジタルデータを管理することで、デジタルデータそのものに公的な所有権の証明ができるようになったのです。
このようにデジタルアートにも公的な証明がつけられることによって、デジタル資産が守られ、よりその価値が認められるようになってきました。
クリエイターにとってオリジナルのデータの価値が守られるというのは、価格の正当性を維持するためにも本当に大切なポイントです。
NFTは、初心者には少しハードルが高いように感じるかもしれませんが、ゆくゆくはデジタル作品の売買の主流となっていくと言われています。
1つの作品に何百万円という値が秒でついてしまうこともある、本当に夢のある世界なので、デジタル作品を扱うクリエイターとしては、早めに理解しておいて損はありません。
ここでは、NFTを始める際に最低限必要なことをざっくりと解説するので、参考にしてみてくださいね!
①販売したいデジタル作品を用意する
実際に販売する作品を用意します。
自身のデザインやイラストをデータとして保存します。
販売サイトによって、対応するフォーマットが違うため利用可能なフォーマットも調べておきましょう。
②仮想通貨取引所の開設とMetaMaskの作成
NFTでの売買には仮想通貨が使われるため、仮想通貨取引所の口座開設が必要になってきます。同時に、ハッキングによる盗難リスクを避けるためにも「MetaMask」というウォレットをダウンロードして仮想通貨を移しておきましょう。
③MetaMaskに入金する
仮想通貨取引所でやり取りするために、まずは日本円を入金する必要があります。
その日本円で、仮想通貨の中でも汎用性の高いイーサリアムを購入して、購入したイーサリアムをMetaMaskへ入金します。
④NFTマーケットプレイスにログインして出品
ここまでくればあとは簡単!
NFTマーケットプレイスにログインして、マイページから出品したい作品を出品しましょう。
おすすめのNFTマーケットプレイスは「Coincheck NFT(β版)」や「OpenSes」などです。
オリジナルグッズを制作する
そうはいってもやはり、「わかりやすい販売がしたい」、「作品として目に見える形で売買したい」というクリエイターさんも少なくありませんよね。
そこでおすすめなのが、「自分の作品を使って商品を作り販売する」という方法です。
今ネットで簡単にTシャツを含めたオリジナルグッズを作ることができます。
しかし、売れるかどうかわからないグッズの在庫を抱えながら販売するのは非常にリスクが高いのも事実。
そこでおすすめなのが、オリジナルグッズを作ることができる「Printful」です。
日本を含む9カ国で3000万点以上の商品製造実績をほこる、世界最大規模のオリジナル商品のオンデマンド印刷サービスを提供しています。
オリジナルのアパレル製品・アクセサリー・生活雑貨など約200点以上のアイテムから選べ、直感的な操作で誰でも簡単にオリジナル商品を作ることができます。
ではなぜ、数あるオンデマンド印刷サービスの中からPrintfulが多くのクリエーターたちに選ばれているのか、その特徴を見てみましょう。
初期費用・月間手数料すべて無料
一般的なオリジナル商品のオンデマンド印刷サービスでは、手数料等を取られるところも少なくなく、初めての方はどうしても「なかなか採算が取れないのではないか…」と二の足を踏んでしまいがち。
しかしPrintfulでは、その「初期費用・月間手数料」等の費用が一切かかりません。
気軽に始められるため、個人的な利用はもちろん、チームやグループのオリジナルグッズ制作、自身のデザインやイラストを商品化したいクリエイターの方など、たくさんの人たちから選ばれています。
売れた分だけ製造する「受注生産方式」を採用
Printful最大の特徴でもあるのが、この「受注生産方式」を採用しているという点です。
受注生産にすることで「売れ残った商品の在庫を抱えてしまう」というリスクを回避。
今までオリジナルグッズを制作するうえで最大のネックでもあった「在庫管理」を気にすることなく、初めての方でも気軽に自分のデザインやイラストを使ってグッズを制作することができます。
1点から注文可能
もう1つ製造するにあたって安心なポイントが、「1点からでも注文が可能」だということ。
まさに完全受注生産がなせる技。
「実際に売れるのか不安」「いきなりたくさんの商品を作るのはちょっと…」という方でも、試しに作ってみて実際の商品を確認することができるというのは非常に大きなメリットですよね。
完全自動化された注文処理
注文を受けると、自動的にPrintfulへインポートされ製造代金が差し引かれるため、顧客と直接金銭のやり取りをすることはありません。
また商品の梱包や発送もPrintfulで行い、販売者のブランド名義で顧客に直接届けられます。
商品のデザイン以外の管理業務はすべてPrintfulにお任せなので、安心・安全・迅速に完結することができます。
販売業務は完全にPrintfulへ委託して、デザインやイラストの仕事に専念できるという点も、多くのクリエーターの支持を集めているポイントの1つです。
まとめ
コロナ禍において、ますますその裾野が広がっているデザインやイラスト業界。
そのためそのマネタイズ手法も多岐にわたっているのがおわかりいただけたのではないでしょうか。
オリジナルのデザインやイラストが1つのデジタルアートとして正しく認知されてきている今だからこそ、その唯一無二の作品を活かした自分に合った販売方法に挑戦してみては?