オンライン資格取得講座「スタディング」を提供するKIYOラーニング株式会社は、「AI実力スコア」機能の提供を司法試験・予備試験講座で開始しました。
日々の学習の中でどの科目をあと何点取れば合格できるのかが一目でわかる
「AI実力スコア」機能は、AI(機械学習)を活用して、個人の学習データから現在の実力をリアルタイムで確認できる機能です。
本機能は、すでにスタディング中小企業診断士講座をはじめ、宅建士講座、社会保険労務士講座、各種情報処理技術者講座など6講座で先行して導入されており、本機能の利用者は累計で2万7千人を突破しています。
今回、7講座目として、最難関の国家試験である司法試験・予備試験講座に導入しました。
AI実力スコアでは、スタディングに蓄積されている膨大な学習履歴データや問題の正答率、試験成績データ等の得点データをAIが分析し「あなたが今、試験を受けたとしたら何点取れるのか?」をAIを使って予測します。
これにより日々学習を進める中で、現在の科目別・単元別の実力をリアルタイムで把握することができます。
「あと何点取れば合格ラインに届くのか」「どこが苦手な単元なのか」などが分かることにより、効率的な試験対策をすることが可能です。
- *本機能は、現在、スタディング 司法試験・予備試験講座の他、中小企業診断士講座・宅建士講座・社会保険労務士講座・ITパスポート講座・応用情報技術者講座・基本情報技術者講座でご利用いただけます。他の講座についても今後順次対応していく予定です。
- *特許番号(特許第7021758号)
- *AI実力スコアはKIYOラーニング株式会社の登録商標です。
- *AI実力スコアは、実際の試験の得点・合格を保証するものではなく、当機能の利用に伴う損害・不利益について当社は一切その責任を負いませんので
ご了承ください。 - *上記のAI実力スコアは、司法試験及び予備試験の短答式試験が対象となります。
- *予備試験は法律7科目(210点満点)を、司法試験は法律3科目(175点満点)を対象としております。
「AI実力スコア」機能の利用者は累計2万7千人突破
「AI実力スコア」は、中小企業診断士講座を皮切りに2021年9月からリリースを開始した機能です。
AI実力スコア機能は、リリースから約1年間で、導入された各講座での利用者が2万7千人を突破し、2022年11月24日までの累計で27,750名となりました。
利用者からは「苦手が可視化でき、効率的に学習を進められた」「実力スコアが励みになった」と、合格までの道を指し示す機能として、利用者から支持されるサービスとなっています。
司法試験・予備試験講座における「AI実力スコア」機能提供の理由
司法試験、予備試験では、第一関門である短答式試験において、基本法に関わる広大な出題範囲から、条文や判例、法原理、学説などの膨大な知識が問われます。
この短答式試験において、多くの受験生が行っている対策は、知識の抜けや漏れが生じないように、合計で数千頁にもなる教科書や参考書を繰り返し読み込んだり、あるいは合計で数千問にもなる過去問集を解き続けたりする方法がとられてきました。
しかしながら、全範囲を均等に学習していく方法では全てを終えるのに長期間を要するため、初期に学習していた科目や単元の知識は全範囲を一通り終える頃には忘れてしまいがちです。
また、学習で扱う範囲が広く知識も膨大なため、自身の苦手科目や単元を正確に把握することも難しく、得点の伸びしろが大きい分野に学習時間を集中させ、効率よく得点を伸ばして合格点に到達することを難しくしてきました。
こうした特性をもつ司法試験、予備試験においては、この「AI実力スコア」は講座受講者の学習効率を飛躍的に向上させることが期待できます。
「AI実力スコア」は、今試験を受けたら何点取れるかをAIが予測し、合格点をクリアするためにどの科目、どの単元で何点伸ばすべきかが一目瞭然となります。
伸びしろが大きいところが視覚的に把握でき、ピンポイント学習をすることで、効率よく得点を伸ばすことができます。
「AI実力スコア」機能でできること
1)試験本番の成績データも分析対象に。リアルタイムの試験得点予測の精度をさらに高める試みを
「AI実力スコア」では、実際の試験本番と同じ科目/得点形式に沿って、予備試験は短答式試験の法律必須7科目、司法試験は「憲法」「刑法」「民法」の基本3法がそれぞれスコア化されます。
特に、今回リリースされる司法試験・予備試験講座では、初の試みとして、過去の講座受講生から頂いた試験本番成績データもAIの機械学習の対象としました。
AIがスコアをリアルタイムに予測する際に、同講座の学習履歴と試験本番の得点結果の分析を反映しているため、より正確な成績予測が期待できます。
※なお「AI実力スコア」には予備試験短答式試験の出題科目である「一般教養」は含まれておりません。
予備試験においては、短答式試験、論文式試験、口述試験で共通して法律科目をメインに問われていること、かつ「一般教養」科目の範囲の無限定さ、学習に対する結果への効果の少なさを考慮したことがその理由となっています。
2)他者との比較が可能
「AI実力スコア」では、全体スコア、科目別スコア*1、単元別スコア*2について、全受講者中(過去1年間以内に学習した受講者中)の「あなたの位置」を表示します。
これにより、他者と比較したときの、自分の強み・弱みがわかるため、さらに効率的な学習が可能になります。
- *1 : 科目別スコアは、科目配下のいずれかの単元に関連する問題を、1回でも学習した受講者の中での位置を表示しています。
- *2 : 単元別スコアは、その単元に関連する問題を、1回でも学習した受講者の中での位置を表示しています。
3)苦手な単元をすぐに復習可能
「AI実力スコア」のレポート機能では、苦手な単元を把握するだけでなく、現在選択中の学習フローに存在する、その単元に関する問題が表示されるため、すぐに復習をすることが可能です。
AI実力スコア」機能の仕組み
「AI実力スコア」では、単元ごとのAI実力スコアを求め、それをもとに単元の配点割合を調整したうえで科目ごとのAI実力スコアを求め、最終的に試験全体のAI実力スコアを計算します。
単元ごとのAI実力スコアは、独自のスコア計算ロジックにより計算をします。
このロジックでは、主に以下のような場合にスコアが高くなるようになっています。
- その単元に関連する問題で高得点を取った場合
- その単元に関連する問題を何度も繰り返し学習した場合
- 難易度が高い問題で高得点を取った場合
- 模擬試験で高い得点を取った場合
すなわち「問題で何度も繰り返し高得点を取る」「過去問や模擬試験など難しい問題で高得点を取る」ことで関連する単元のAI実力スコアが高くなります。
このAI実力スコア計算ロジックの計算では、AI(機械学習)が利用されており、スタディングの受講者の学習履歴データから、AI実力スコアを予測するモデルを実装しています。
仕組みとしては、これまでの受講者の学習履歴データと、受講者から入手した実際の試験もしくは模擬試験のスコア(以下「実際のスコア」)をもとに、AIが予測したAI実力スコアと実際のスコアの差分を、機械学習のアルゴリズムによって最小化していきます。
数多くのユーザのデータを収集しつつ機械学習で最適化をかけることで、スコア計算モデルが最適化され、AI実力スコアが実際のスコアに近づくのです。
オンライン資格取得講座「スタディング」とは
「スタディング」(https://studying.jp/)は、短期間で合格した人々の学習法を徹底的に研究し、10年以上も改善を重ねてきた究極のオンライン資格取得講座です。
「忙しい方こそ、もっと活躍して頂きたい」その思いから「スタディング」は開発されました。
私達が目指しているのは、世界一「学びやすく、わかりやすく、続けやすい」学習手段になり、皆様の持っている可能性を最大限に引き出すことです。
KIYOラーニング株式会社とは
KIYOラーニングは2008年1月より「学びを革新し、だれもが持っている無限の能力を引き出す」というミッションのもと、すきま時間を活用し資格取得を目指せる音声講座として「通勤講座(現:スタディング) 」をスタートしました。
2010年に法人「KIYOラーニング株式会社」を設立し、スマホで効率的に学べる学習システムを開発、動画コンテンツを充実させ、資格ラインナップの拡充、品質の向上を図ってきました。
さらに、2017年には、法人向け社員教育クラウドサービス「AirCourse(エアコース)」も展開するなど社会人や企業教育を革新するプラットフォーマーとしてサービス展開を推進しています。